- RoWrite2ってどんな製品?
- RoWrite2とiPadどちらが良い?
- RoWrite2のデメリットは?
手帳をデジタル化してくれるのは、iPadだけではありません。
iPadとは違う方法でデジタル手帳を実現するのが、RoWrite 2(ロライト2)の面白さ。
RoWrite 2はメモの概念を変える製品です。
- 手書きしたメモが探しやすくなる
- 過去のメモやスケッチを持ち出せる
- 紙に描きたい願望そのままにデータ化
この記事を読むことで、RoWrite 2の特徴がわかり、自分に適している端末か判断できます。
- 結論
- 金額差4万円を加味してもiPad推しだが、目的が「メモのデジタル化」だけならRoWrite 2の方が満足度は高い。
大きなデメリットは、①片面しか書けない ②開いてしか使えないの2点。
電子機器よりも、文具に愛着を感じる人に適している製品です。
大好きな紙の質感や、ノートを選ぶ楽しみをそのままに楽しめるRoWrite2。iPadマニアの管理が解説します。
RoWrite2は2022/12に販売終了しました。
CYAJYN
読書や動画視聴にはAmazonタブレット、手帳用途や隙間時間活用にはiPadも検討してみてください。紙の質感が欲しい人には触り心地が紙になるフィルムもおすすめです。
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RoWrite 2の評判・口コミ
まずはRoWrite2の口コミを調査してみました。
回りと明らかに違う端末なので、洒落てるのが一目でわかる口コミです。
- リアルタイムデータ化が便利
- スマホにも紙にも残せて安心
- 文具好きとしてペンのグリップ感もよい
筆記具としての感触も良いとの声がありました。
気になったのはペン先の不具合ですが、報告が少なく、さすがに初期不良として対応してもらえると思います。
悪い口コミが中々ないので、iPadマニアからみた、RoWrite2の特徴やデメリットを解説します。
RoWrite 2の機能
RoWrite 2は、紙に書いた内容が、リアルタイムですぐにデータ化される電子機器です。
スマホやPCから、いつでも簡単に閲覧や共有ができます。
紹介動画を一回見ると、大体何ができるのか理解できます。
A5サイズ以下の市販ノートを使える
購入時の付属ノートを使い切っても、専用のノートは必要ありません。
A5サイズ以下なら、自分が好きなノートを使えます(推奨は厚さ6mm以下)。
一応専用ノートも別売りされています。
ペンの充電は本体にくっつけるだけ
iPadのように磁石でくっつけて、固定と充電を同時に行える設計です。
Apple Pencilには新旧2種類あり、旧式Apple Pencilはケーブル充電のみ。充電のしやすさは、新式Apple Pencilに匹敵します。
付箋・光学式文字認識 (OCR)・メモ機能
付箋機能で目印をつけることができます。赤枠の左上に付いているのが、キーノートマークです。
OCRは、手入力した文字を読み取ってテキストデータにしてくれる機能です。日本語にも対応しています。
メモ機能は、手書きしたノートに、備考としてテキスト入力データを紐づけておけます。
再生スタート位置を変えているので、付箋やメモ機能が10秒でわかります(動画内の「保存方法やウォーターマーク」以降は別の話です)。
連携・共有機能もしっかり搭載
データの出力方法が多彩なので、あらゆる共有機能を使えます。
NotionやSlack、メールへの共有も簡単なので、ビジネス用途で困ることはありません。
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写真の挿入や作成過程の再生ができる
再生スタート位置を変えているので、アルバムとシェア機能について20秒でわかります(動画内の「メモ整理」以降は別の話です)。
端末内の写真をアプリに取り込み、手書き文字を組み合わせることができます。
入力した履歴は動画として保存されているので、作成過程をアニメーションで楽しむこともできます。
ビジネスに溶け込むデザイン
合成皮革と高級アルミニウムのスタイリッシュなデザイン。
RoWrite 2は「2020年度グッドデザイン賞」、世界的なデザイン賞である「if Design Award 2021」を受賞しており、多くの人が素敵だと思うデザインに落とし込んでいます。
RoWrite 2のデメリット
見開きでしか使えない
ノートカバーはひっくり返せないので、平らに置かなければなりません。
※販売停止により画像も消滅してしまいました。
iPadよりも必要面積が大きくなるので、膝の上や狭いスペースの使用には向いていません。
また、見開いた左ページにはセンサーがないので、デジタル保存できません。
直接の解決策にはなりませんが、左ページは単なるノートとして使うか、ノートを上下逆にして差し替えることで無駄にせずにすみます。
表紙は固定されていない
良くも悪くも形はノートなので、表紙は固定されません。
iPadの場合、マグネット固定が今や当然。iPadからRoWrite2に移行するとパタパタするのは気になるかもしれません。
ノートとしての需要には関係ありませんが、「端末」としてはデメリットです。必要に応じてノートカバーやバンドを活用しましょう。
キーボードの接続は端末のみ
RoWrite 2本体にキーボードは接続できません。
手書きした文字のテキスト化(先述したOCR機能)や、メモ欄へのテキスト入力は可能です。
アプリ自体はiPhoneやiPadにインストールされているので、メモ欄ではタイピング入力ができます。
罫線の設定はアプリ内からのみ
紙のノートに印刷されている罫線(けいせん)は電子保存されません。
RoWrite 2のアプリの中で罫線をつけることはできますが、紙のノートとはリンクしていません。アプリ内の罫線と同じサイズのノートを見つければ別ですが、難しいでしょう。
RoWrite 2アプリの画面上で文字を書くこともできるので、罫線が活きる場面もあります。
※iPhoneなら指、iPadならApple Pencilも可
ですが、iPadよりもアプリ内の筆跡追従性が悪いので、画面内で手書き入力するならRoWrite 2を買う必要はありません。iPadを購入した方が良いです。
RoWrite 2は罫線不要のホワイトボード的な用途(メモ、アイデア、スケッチ)に適しています。
紙よりも画面の方が便利かも・・と思う方にはiPadがおすすめ。
専用ペンしか使えない
RoWrite2は専用の特殊ボールペンを使う必要があります。お気に入りのペンがあっても使えません。
インクがなくなったら、別売りの替え芯を購入する必要があります。
※替え芯は最初に5本ついてきます
公式サイトから簡単に購入できます。
RoWrite 2がiPadよりすごいところ
iPadよりも安いからと侮ることなかれ。クラウドファンディングで1,700万円を達成した実績は、多くの共感を得た証です。
iPadを愛する管理人の視点から見た、RoWrite 2のすごいところをまとめました。
iPadよりコストをかけずにデジタル化できる
iPad第9世代(2021年モデル)+Apple Pencil(第1世代)で64,680円(税込)
iPad mini 6+Apple Pencil(第2世代)で92,680円(税込)
iPadは元々安い製品ではありませんでしたが、2022年7月にApple製品の一斉値上げもあり、手を出しにくい価格となりました。
最安モデルでも6万円、中古品を買っても4万円以上のコストがかかります。
RoWrite 2の価格は19,800円、iPadと比べると圧倒的に低コストでデジタルノートを実現できます。ペンが付いてくるのが大きいですね。
※ランニングコストはペンの替えインクのみ(5本で935円)
電波がなくても使える
iPad miniでできること【手帳代わり?いえ、超えてます】でも冒頭に書いた通り、電波がないとiPadはほぼ何もできません(端末にダウンロードしていれば別)。
RoWrite 2はオフラインでも機能します。保存数に制限はありますが、電波のない場所でも活躍の場があります。iPadには無い利点ですね。
充電が長持ち
Type-C給電に対応し、スタンバイ状態で30日間も充電が持ちます。
90分でフル充電が完了し、連続使用時間は10時間。メモに特化した用途なので1日10時間は十分です。
iPadよりも軽く、破損の心配も少ない
重量は242g、iPad mini 6はアクセサリー類も含めて340g程度、カバーをつけるともっと重くなります。RoWrite 2はまさに文房具感覚で持ち出せます。
液晶画面もないので、必要以上に落下を気にする必要もありません(電子機器なので破損の可能性はありますが)。
感覚としてはiPad mini 6は電子機器、RoWrite 2は文房具、持ち出している時の安心感は段違いでしょう。
Bluetooth通信ができるので、ものによっては保険も入れます。
デジタル移行の気恥ずかしさがない
普段ノートを使っていた人がいきなりiPadを使い出すと、良い意味で目立ちます。
もちろんiPadに慣れたら微塵も感じなくなりますが、使い始めた頃に感じた視線は少し気恥ずかしかった覚えがあります。
RoWrite 2の見た目はほぼブックカバー、開いたらノート、周囲から見れば今まで通りです。
デジタル管理に慣れていない人が、人知れず徐々に移行できるのは、iPadにはないメリットです。
新しいことを覚えなくて良い
色々と覚えるのが面倒で、iPadはYouTubeを消費するだけの端末になる人が多いです。
RoWrite 2は書いたことのデジタル化だけに特化しているので、覚えることが少なくて使い方が簡単です。いざ使うときにアタフタする不安がありません。
簡単にまとめると
- 使う端末にアプリをインストール
- 本体と端末をペアリング
- アプリ上でノートブックを作成して書くだけ
ペン選びや保存方法を知る必要はありますが、シンプルな製品が好きな人にとってはストレスがありません。
詳しい使い方は、公式動画も参考にしてください。
iPadとどっちがいいの?
iPadとは、はっきり使い方が変わってきます。
シンプルに紙に書く用途で十分な人には、確実にRoWrite 2の方が満足感が高いでしょう。
逆に色々なアプリや、使い方を勉強する過程を楽しめる方には、iPadが適しています。
» iPad miniでできること【手帳代わり?いえ、超えてます】
RoWrite 2とiPadどちらを選ぶ まとめ
iPadは持て余す人が多いのも事実です。
高額なiPadが買い損になりそうな人は、RoWrite 2を適切に活かして、余ったお金でAirPods Proを買いましょう。iPadよりも安価に生活を変えてくれるアイテムです。
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iPhoneだけで十分だし、紙とペンの質感が好き。字を書くのが好き。描いたものは渡して電子データだけ保存する。そんな使い方をしたい人は、ぜひ手に取ってみてください。
RoWrite2は2022/12に販売終了しました。
CYAJYN
読書や動画視聴にはAmazonタブレット、手帳用途や隙間時間活用にはiPadも検討してみてください。紙の質感が欲しい人には触り心地が紙になるフィルムもおすすめです。
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