iPadを使ったオンラインの習い事。
興味はあれど見送っていましたが、子供が自ら「そろばんやりたい」と言い出したので体験してみました。
ZOOMやチャットツールに慣れた昨今「子供の習い事でも問題はないだろう」という期待通り、しっかり受講できました。
動画配信スタイルで安価なおおぞらパスも悩みましたが、時間が決まっていて、先生のコミュニケーションがある習い事形式を体験しました。
- 結論
- ・オンライン習い事はメリットが多く実用的
・通うタイプではわからなかった子供の様子が見えるのが◎
体験する前に注意点だけは目を通し、割引を最大限活用しましょう。
「よみかきそろばんくらぶ」と「チャレンジスクール」のそろばん体験ブログとして参考になれば幸いです。
子供の急な「友達と公園で約束した!」に毎回ついていかなくて大丈夫です。
仕事や家事に集中したいパパママに超おすすめ。私はもう手放せません。
よみかきそろばんくらぶの体験レポート
体験レッスンでわかった注意点
- 幼児クラスの場合はそろばんの提供がない
- 入会費の早期割引は先に把握しておくこと
- 月額費以外の費用が結構高い
幼児クラスの場合はそろばんの提供がない
幼児クラスの場合は、無料ブラウザアプリを使うか、自前でそろばんを用意しましょう。
※小中クラス初心者だと郵送で簡易そろばんをもらえます。
我が家は自前で用意しました。ボタンを押すと指で揃えなくても初期(ご破産)状態にしてくれるので便利です。
入会費の早期割引は先に把握しておく
通常11,000円の入会費が必要ですが、体験レッスンを受けた日に申し込むと、早期割引が適用されます。
期間 | 割引額 | 実質入会費 |
---|---|---|
24時間(1日)以内 | 4,400円 | 6,600円 |
72時間(3日)以内 | 2,200円 | 8,800円 |
168時間(7日)以内 | 1,100円 | 9,900円 |
体験終了後、24時間以内に決めれば4,400円割引になります。
知らずに体験すると一日悩みます。
本記事で概要を知ってから体験し、子供の感想を聞きつつ焦らずに決めてください。
月額費以外の費用に注意
入会案内(2023年2月現在)に記載がありますが、毎月の指導料以外に発生する年間費用があります。
費用 | 金額/年間 | 備考 |
---|---|---|
教材費 | 4,400円 | 1科目、週1回プラン |
システム使用料 | 4,400円 | 1科目、週1回プラン |
郵送印刷費 ※印刷版あるいは一般クラスのみ | 5,500円 | 1科目、週1回プラン |
検定料 | 3,960円 | 1科目 |
協会費 | 2,200円 | 年に1度のみ |
郵送印刷費※を除くと、年間費用は14,960円になります。月額換算すると、約1,247円。
※教材は別のiPadに映してApple Pencilなどでも可能。自宅印刷もOK。郵送印刷費は節約できます。
グループ個別コースは1科目、週1回プランで月額5,500円※です。
※指導料4,400円、事務費1,100円
つまり、受講費と合わせて、月額換算で最低でも6,747円の費用がかかります。
ベネッセよりも若干高いので、後述するそろばんを習う上で注意すべき口コミなども見ながら、総合的に判断しましょう。
よみかきそろばんくらぶの体験し、ベネッセよりも良かったところ
- 時間帯が豊富
- 少人数制なので先生の目が行き届く
- 受験の内申書や履歴書に書ける検定を受けられる
時間帯が豊富
他の習い事や仕事のスケジュールに合わせやすい、豊富な時間割がありがたいです。
少人数制なので先生の目が行き届く
グループ個別コースは4名なので、先生の指導がしっかり行き渡るのがのがメリットです。
家庭教師と塾の関係に似ており、生徒の理解度に合わせ、その場で的確なアドバイスをもらえます。
体験レッスンは先生と1:1でした。
よみかきそろばんくらぶの授業は基本ミュートにはしないとのことです。
兄弟の泣き声などがあれば先生がミュートにするので子供が操作せず安心です。
生徒が話しやすく追いてけぼりにならない配慮があり、親のフォロー不要で任せられるオンライン習い事でした。
2台使わなくても受講は可能で、1台の場合でも手元を写すよう事前の指示がありました。写し方に細かい指定はなく何でも対応するとのことでした。
人数が少ないことで、手元も細かくチェックしてもらえます。そろばん上達に必須と言われるきれいな指使いまで見てもらえるのは嬉しいメリットです。
受験の内申書や履歴書に書ける検定を受けられる
先述した年会費で、通常のおけいことは別に月1回オンライン検定を行っています。自分で検定場所を見たり予約したりする手間もありません。
試験会場に行かなくても受けられ、一般社団法人日本珠算協会の検定なので内申書や履歴書に記載できます。
※チャレンジスクールは独自の検定なので、書類への記載には適していません。
大人になると「そろばんやっておけばよかったな」と後悔する場面は多いので、体験だけでもしておくべきだと思います。やるかやらないかは子供次第です。
予約カレンダーの色は特に関係ありませんでした。
ベネッセ そろばんの体験レポート
体験レッスンでわかった注意点
- 小学校の授業や塾に近い、多人数向けの授業
- その日に入会を決めるとAmazonギフト券
- 体験終了後にベネッセから電話が来る
小学校の授業や塾に近い、多人数向けの授業
1クラス50人で受講するので、授業やセミナーに近い感覚のオンライン習い事です。
「問題がわからない→ついていけない→嫌になる」とフォローが行き届かずについていけなくなる心配があります。
問い合わせしてみると、手元を写すような授業は基本的に行わないとのことでした。人数が多いので仕方ない部分ですね。
オンラインなので親がサポートしてあげれば、価格も安く授業と家庭教師の良いところ取りができそうです。
デメリットとして捉えるなら、「親の時間が拘束されるかもしれない」のが欠点です。
その日に入会を決めるとAmazonギフト券
筆者の場合は、Amazonギフト券がもらえる2つのキャンペーンを開催していました。入会特典は時期によって異なると思います。
- キャンペーン1
- 期日までに入会してアンケートに答えると、全員にAmazonギフトカード3,000円分
キャンペーン1は体験後、比較的余裕があります。
- キャンペーン2
- 体験レッスン当日中に入会すると、Amazonギフトカード1,000円分
キャンペーン2は当日入会の特典なので、よみかきそろばんくらぶ同様焦らないように、デメリットを知ってから体験に参加するのがおすすめです。
体験終了後にベネッセから電話が来る
無理な勧誘ではなく、疑問点やサービス改善に向けた意見収集を目的とした電話でした。
ただ、聞きたいことがあったとしても急に電話が来るのでまとまっておらず、有意義かと言われれば疑問でした。電話が来ることを想定して、疑問点はまとめておきましょう。
不快な電話ではありませんが、電話自体が嫌だったり、仕事中に着信したりした場合は無視しても良いかもしれません。
よみかきそろばんくらぶよりも良かったところ
- 年会費や入会費がなく、費用が安い
- 子供の注意を惹くことに長けており、飽きさせない
入会・年会費がなく、月々5,980円と初回教材※の1,980円が全てと明確です。
※初回教材:「そろばんドリル①」「出席シール帳①」「リアクションボード1~3」
若干ですが、よみかきそろばんくらぶの実質月額6,747円よりも安価です。
また多人数向けのセミナー的な形式にも関わらず、ジェスチャーやクイズ、参加型カリキュラムで子供を飽きさせない仕組みができているのは、さすがベネッセだなと感じました。
ZOOM授業にもかなり慣れた印象を受け、マイクや画面確認、アイスブレイク(開始前の雑談)を交えつつ非常に安心して体験できる環境でした。
多人数クラスと独自検定が懸念ですが、進研ゼミスタイルと相性が良ければ、費用も抑えられるチャレンジスクールがおすすめです。
オンラインの習い事形式で良かったところ(共通)
- 人見知りでも嫌がらずに参加できた
- 見知らぬ場所の習い事が苦手でも、親が近くにいることで明らかに安心した様子でした。参加型YouTubeのような感覚で、楽しいのかもしれません。
- 動画配信形式よりも有益そうに感じた
- 動画を見て学ぶおおぞらパスも価格で悩みましたが、親のフォローが不要な対話式の方が惹かれました。しっかり習い事感があり、検定試験もあり、慣れれば子供だけでもしっかり学べそうです。
- 様子の把握やサポートが容易だった
- 子供の様子がわかる安心感がありました。iPadは横からも見やすいので、親が画面に入らなくても、横から覗いてサポートできる点も便利でした。
そのほか、共働きが保育園児の習い事に「こどもちゃれんじ」を選んだ理由で紹介した通り、以下を気にせずに済むのがオンラインの良いところです。
どちらがおすすめ?口コミからわかること
水泳やピアノ教室と同様、子供の習い事でTweetする人は少ないようです。どちらのそろばん教室も有意義なTweetはありませんでした。
2つの教室ではありませんが、そろばんに関する有意義な口コミを紹介します。
そろばんで計算する際の珠の動きを頭の中でイメージしながら計算する「そろばん式暗算」は、繰り上がり繰り下がりや筆算を習った後だとそろばんの珠を思い浮かべるより先に簡単に答えが出せるようになっているため、繰り上がりや筆算がまだできない小さなお子さんと比較したら身につくのに時間がかかる傾向にあります。
引用:Yahoo!知恵袋
「そろばんを学びたい大人」に対する回答です。
一般的な暗算を学んだ大人は、やはり習得するのは大変そうです。お恥ずかしながら、筆者は理数系出身ですが2桁以上はパッとでてきません。
自分ができないこともあり、幼少期に身につけてほしい技能だと感じる口コミでした。
個人的にはどちらを習うか、ではなく「どの先生に習うか」が重要だと思います。 そろばんに限らず、習い事は指導者の力量にかかってくる部分が一番大きいです。
いずれにしても、見学や体験をしてみて、先生の教え方、教室の雰囲気、他の生徒さんの様子や生徒さんの能力(通っている生徒さんの能力は、お子さんの将来の姿だと思っていいでしょう)など総合的に親御さんの目で見て確かめてから決めるのが間違いないと思います。
引用:Yahoo!知恵袋
どの教室を選ぶかは、先生と体験時のフィット感だという口コミ。
「よみかきそろばんくらぶ」は独自の研修を何度も実施した優しいお母さん先生。チャレンジスクールは「いしど式そろばん教室のプロ講師」です。レベルで見ればチャレンジスクールに軍配が上がります。
先生のレベルだけでなく、教え方や雰囲気を子供は敏感に感じとります。体験してみて、子供の直感で選ばせてあげるのが良さそうです。
結果的にうちの子供は想像と違ったようで、受講しませんでした。親としてはやらせたかったのですが、仕方ありません。無料体験の良いところでもあります。
個人的には月額負担がそう変わらずに少数クラスで学べる「よみかきそろばんくらぶ」の方が順調にステップアップできそうだなと感じました。
予約カレンダーの色は特に関係ありませんでした。
体験ブログ オンラインそろばんのレポートまとめ
第1位 :水泳
引用:【2023年度最新版】子どもの習い事ランキング、傾向に大きな変化アリ
第2位 :音楽教室
第3位 :学習塾
第4位 :通信教育
第5位 :英語・英会話教室
第6位 :体操教室
第7位 :習字・書道
第8位 :そろばん
第9位 :サッカー・フットサル
第10位:ダンス(バレエ以外)
計算機、スマホ、AIがこれだけ普及しても、子供の習い事では未だ上位にいるそろばん。学習系で見れば総合学習・英語に続く3本柱です。
振り返ると我が家は5つ体験してました。
上位の習い事で「やっておけばよかった!」と後悔したことがあれば、体験だけでもお試しください。
予約カレンダーの色は特に関係ありませんでした。
子供の急な「友達と公園で約束した!」に毎回ついていかなくて大丈夫です。
仕事や家事に集中したいパパママに超おすすめ。私はもう手放せません。
コメント
記事を読ませて頂きました。
実際の体験談が分かりやすく、さらに実際に受講されている写真が掲載されていたのでとてもイメージがしやすかったです。
たしかに、ご紹介頂いているように、スピーカーを付けてあげると学びやすくなるかもしれないですね。我が家もオンラインの習い事をさせているので、検討してみようと思いました!
ありがとうございました。
りり さん
「イメージさせやすかった」
最高の褒め言葉です!ありがとうございます!
オンライン習い事すでにされているのですね。送迎がないのにしっかり習えて本当に良い時代です。
どちらも早期割引があるので、ある程度決意してから体験してみてください!