- 端末を守る「スマホの保険証」ってなに?
- 「スマホの保険証」のデメリットや評判は?
- メルカリ端末にも使えるの?
酔っ払った帰り道、置き忘れ、どこでなくしたかもわからない。紛失は、育児や仕事に気を取られている時に、不意に起こる事態です。
「スマホの保険証」は紛失に対応した数少ないスマホ保険、登録できる端末数の多さも優秀です。
スマホの保険証は、数ある端末保険の中でもトップクラスに手厚いのが特徴。
- 結論
- ・紛失、端末数、中古、手厚さ重視No1
・フリマアプリの端末登録可能
・修理時の自己負担金は高め
iPadなどは必然的に副端末なので、補償額が少ないのがデメリット。
紛失は?中古端末は?いざという時に当てはまらないケースが一番少ない手厚い保険です。
この記事を読めば、どこよりも詳しい解説で、「スマホの保険証」のメリット・デメリットを理解でき、自分に適しているかどうかの判断ができます。
保険会社に直接問い合わせ、スマホの保険証の良いところ・悪いところをまとめました。
補償関係に10年従事していた管理人が解説します。
簡単に特徴まとめ
月額(税込) 登録端末数 | 新品端末 条件 | 中古端末 条件 | iPadは入れる? | 修理可能時の 保険金年間限度 | 自己負担 ※超過分の 修理費は除く | 保険の 回数制限 | バッテリー 交換 | 盗難・紛失 対応有無 | オススメ ポイント | デメリット | 公式HP 引受保険会社 |
900円 5端末 | 購入後 5年以内 | 購入後 5年以内 | 副端末なら 可能 | 主端末 10万円 副端末 3万円 | 費用の30% 上限1万円 | 限度内なら 制限なし | なし | 盗難対応 紛失対応 | ・主端末1台、副端末4台 ・主端末最大10万円 ・盗難+紛失にも対応 ・発売日から日が経っていても入れる ・中古端末も対応(メルカリもOK) | ・主端末の登録はスマホだけ ・自己負担金が大きい ・副端末は補償額が低い | 公式HP 株式会社ギア |
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「スマホの保険証」は紛失まで対応したスマホ保険
5端末に手厚い保険をつけられるサービス
月額900円で、保証額最大10万円、 盗難・紛失でも適用されるトップクラスのスマホ保険です。
対象機器も幅広く、Apple PencilやAIBOも加入できます。
- スマートフォン、タブレット端末、パソコン、スマートウォッチ
- モバイルゲーム機、モバイル音楽プレーヤー、デジタルカメラ、Wi-Fi ルーター
- ワイヤレスイヤフォン 、Apple Pencil、Air Pods、iPadシリーズ、
- Nintendo Switch、AIBOなども対象
通信ができる端末なら大体大丈夫です。
最大5台まで登録できるので、個人でも家族でもバランスよく扱えます。
- 遠く離れた家族の端末は?
- 一緒に住んでいなくても、副端末としてなら登録できます。
- 端末名義は家族だけど大丈夫?
- 大丈夫です。名義は関係ありません。
スマホの保険証|主端末の条件
日本国内で販売され、登録前に損傷がなく、正常に動作しているスマートフォンが登録できます。
注意したいのは、「主端末はスマートフォンのみ」であること。iPadやMacBookは必然的に副端末登録になります。
メルカリ端末については後述します。
- 主端末は古くても大丈夫?
- 主端末は正常に動作していれば良いので、5年以上経っていても、中古で購入していても大丈夫です。
スマホの保険証|副端末の条件
日本国内で販売され、登録前に損傷がなく、正常に動作している
+
次のいずれかの条件を満たす場合
- 加入日から5年以内に発売された端末
- 5年以上前に発売されていても、1年以内に購入したことを証明できる
5年以内に発売された端末であれば、新品・中古問わず保証書は不要です。
5年以上経っている場合でも、1年以内に購入したことが証明できれば登録対象となります。こちらもメルカリの画面スクショ等で証明できれば登録可能とのことでした。
新品端末同様、家族、知人、オークション等からの購入または譲渡された端末は登録できません。
- 保険契約中に発売日から5年が経過したら?
- 加入時に5年以内であれば、保険契約がある限りは対象になります。
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保険金請求までの流れ
マイページのお問い合わせページから申請、もしくはコールセンターへ連絡することで保険金の請求申請ができます。
申請に必要なもの
- 壊れる前の端末の画像
※登録の際にアップロードしているので、再提出の必要なし - 壊れた端末の画像
- 修理した店舗で発行される修理報告書
- レシートや領収書
端末が壊れたら、第三者が修理の可否を分かるように撮影しておきましょう。
区 分 | 提出必要書類 |
---|---|
修理費用を負担し た場合 | (a)当社所定の補償金請求書 (b)修理に関するメーカーまたは店舗等のレポート、修理領収 書・見積書等、対象端末の一部故障・一部破損およびその修 理金額を証明できるもの (c)損害状況・損害品の写真(画面に IMEI 表示) (d)その他当社が求めた書類、写真 |
修理不能(全損) の場合 | (a)当社所定の補償金請求書 (b)修理に関するメーカーまたは店舗等のレポート、修理領収 書・見積書等、対象端末が修理不能(全損)であることを証 明できるもの (c)損害状況、損害品の写真(画面に IMEI 表示) (d) 対象端末と同一機種の端末を新規購入した際の領収書等 の新規購入したことが証明できるもの (e)その他当社が求めた書類、写真 |
データ復旧費用を 負担した場合 | (a)当社所定の補償金請求書 (b)データ復旧に関するメーカーまたは店舗等のレポート等、 対象端末に保存したデータの全部消滅・一部消滅およびその 復旧費用を証明できるもの (c)損害状況・損害品の写真(画面に IMEI 表示) (d)その他当社が求めた書類、写真 |
盗難または紛失の 場合 | (a)当社所定の補償金請求書 (b)所轄警察署の盗難または紛失の届出証明書 (c)対象端末と同一機種の端末を新規購入した際の領収書等の 新規購入したことが証明できるもの (d)その他当社が求めた書類、写真 |
- 保険金申請はネットだけで完結する?
- 完結します。「画面にIMEI表示した端末写真」や提出書類は、全てマイページを通して申請します。
「スマホの保険証」のデメリット
副端末として登録する端末は、補償額が少ない
スマホの保険証は、主端末と副端末で補償金額が異なります(後述)。
主端末はスマホしか登録できないので、iPadやMacBookは副端末登録となり、修理時の補償額は3万円になります。
- 主端末と副端末の変更は可能?
- 未保証のあいだは変更可能。ただし、主端末はスマホのみなので、スマホ以外の副端末とは入れ替えできません。
iPad使いにとって、副端末でしか登録できないのは一番のデメリットです。
iPhoneとiPadに同程度の保険をかけたい場合は「ギガぞう」や「セゾン特約」。iPadだけにしっかり保険をかけるなら「モバイル保険」がオススメです。
» 他のスマホ保険と比較する。
自己負担金が大きい
補償金額はトップクラスですが、補償金額から引かれる自己負担金が高めです。
契約者が負担した修理費用またはデータ復旧費用の30%が差し引かれます。
上限は10,000円となっていますが、自己負担0の「モバイル保険」や、自己負担金3,000円固定の「ギガぞう」と比較すると額の大きさが目立ちます。
また、どのスマホ保険も基本的にバッテリー交換は対象外です。
バッテリー交換を重視する場合はAppleCare+が含まれるキャリア保険や、端末交換トリカエスマ保証を参考にしてみてください。
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「スマホの保険証」のメリット
1端末か5端末でプランを選べる
プラン名 | ライトプラン | スタンダードプラン |
対象端末 | スマートフォン | スマートフォン、タブレット端末、モバイルルーター等 |
料金 (税込) | 550円 | 900円 |
補償台数 | 1契約1台 | 1 契約5台 (主端末1台、副端末4台) |
年間補償 回数 | 無制限 | 無制限 |
年間補償 限度額 | 10万円 | 10万円 |
修理費用 補償額 | 1回の修理費用 5 万円が限度※1 | 1回の修理費用 10 万円が限度※1 ※副端末は3万円を限度とし、紛失は対象外 |
データ復旧 費用補償額 | 1回の修理費用 5 万円が限度※1 | 1回の修理費用 10 万円が限度※1 ※副端末は補償されません |
修理不能 補償額※2 | 最大25,000 円が限度※2 | 最大25,000円が限度※2 ※副端末は最大12,500円が限度 |
盗難 補償額※2 | 最大25,000 円が限度※2 | 最大25,000 円が限度※2 ※副端末は最大12,500円が限度 |
紛失 補償額※2 | 最大25,000 円が限度※2 | 最大25,000 円が限度※2 ※副端末は補償されません |
※登録端末価格が限度額より低い場合は登録端末価格を上限に補償
※自己負担額:補償金の給付にあたって差し引かれる金額であって、契約者が負担した修理費用またはデータ復旧費用の30%とします。ただし、10,000円を上限とします。
参考:公式HP
1端末だけのプランがあるので、スマホだけで良い人は月額費用を抑えられます。
ただし、550円のライトプランは補償額が少なくなり、スマホ以外は加入できないのでご注意ください。
プランが選べるのはメリットですが、1台あたりのコスパは悪くなります。
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中古端末でも加入でき、メルカリ購入端末でもOK
主端末は発売から5年以上の中古端末でもOK(主端末の加入条件へ戻る)。
副端末は5年以内の中古端末は登録可能、5年以上でも1年以内の購入証明ができれば登録できます(副端末の加入条件へ戻る)。
メルカリで購入した端末について
メルカリなどのフリマアプリで購入した端末も登録できます。
前提として、オークションで購入した端末や友人・知人から譲渡された端末はNGです(規約21条参照)。
実際に問い合わせたところ、規約に「等」とありますがフリマの購入は、購入金額がわかれば登録可能とのことでした(2022年10月現在)。
メルカリ端末が対象となる保険はなかなか無いのでうまく活用したいですね。
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保険金は年間最大10万円+回数無制限
年間最大10万円までなら、補償回数に制限もありません(保証内容詳細に戻る)。トップクラスの性能です。
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何度も落としてしまう人や、危険性が高い利用シーンが多い人は安心です。副端末は紛失対象外なので注意してください。
- 【修理可能時】
主副合わせて年間最大10万円 - 【修理不能または盗難・紛失の場合】
最大25,000円(副端末は12,500円)を限度に補償。登録端末が限度額より低い場合は、登録端末価格が上限
上限値をとっているであろう見積もりの「その他の損傷(iPad Pro 12.9インチ セルラーモデル)」で111,800 円なので、主端末最大10万円は十分な保険金額です。
※参考までにiPhone 14 Pro MAXの画面割れで56,800円。
- 年間はいつリセットされる?
- 補償期間開始日※から1年で自動更新され、このタイミングでリセットされます。
※保険契約の申込が承諾され、初回保険料が決済された日の属する月の翌月1日
補償の範囲が広く、盗難だけでなく紛失にも対応
モバイル保険も盗難には対応していますが、紛失には対応していません。
スマホの保険証は盗難に加え、主端末の紛失にまで対応しています。
※盗取されたまたは紛失した対象端末を発見または回収した場合は、その旨の通知が必須
修理はどこでもOK!
修理をした内容がわかる証明書を発行してもらえれば、正規店、街の修理屋さん(例えばiPhone修理アイサポ )など、どこで修理しても大丈夫なので、正規店が近くになかったり、高額になってしまう場合に便利です。
修理回数は制限なしですが、修理費用の年間最大は10万円。正規よりも安く修理ができるなら、年間枠を節約して余裕を持っておく選択にもなります。
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「スマホの保険証」の評判
30%(最大1万円)の自己負担が不満の声としてみられました。紛失までカバーできる手厚い保険とのトレードオンなので、自己負担額を下げたい場合は、他のスマホ保険とも比較してみてください。
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申し込みと解約方法
申し込みの方法と準備
準備するもの
- 登録する端末の写真2枚
IMEI番号を映した正面画像+背面画像(IMEIの調べ方) - クレジットカード
- メールアドレス
- 登録する端末情報の確認
機種名・メーカー名・IMEI番号・購入金額
端末の写真が必要になるので、別の端末から撮影しておきましょう。
正面画像にはIMEI番号を表示させて撮影する必要があります。
- 端末情報の調べ方(機種名・モデル番号・シリアル番号・IMEI)
- Apple端末:「設定」→「一般」→「情報」※長押しでコピーできます
Android端末:「設定」→「端末情報」※バージョンや端末で異なる場合あり
Mac:左上Appleマークから「この Mac について」を選択
準備したものを順に登録していくだけで、インターネットから申し込めます。
副端末は申し込み後に登録します。副端末は登録完了日の1ヶ月後となるので、申し込み後になるべく早く登録しましょう。保険は早く入らないと意味がありません。
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- 不明点は電話サポートもあるので安心
- スマホの保険証コールセンター
0120-745-169
受付時間 / 10:00-19:00 (土日祝除く)
スマホの保険証の解約方法
- 解約金や契約期間の縛りはある?
- 解約金も、契約期間の縛りもありません。いつでも解約できます。
- 解約をした場合、保険料はいつまで払う?
- 保険料は解約日の属する月まで支払い、日割りにはなりません。
いつ解約しても、月末までは保険効果があります。
- 解約後、再契約は可能ですか?
- 可能です。ただし、一度登録した端末を登録することはできません。
「スマホの保険証」がオススメな人
- 主端末を紛失&10万円でしっかり守りたい
- メルカリ等で購入した端末を登録したい
- 1年以内に複数回破損したことがある
主端末の紛失まで守れるトップクラスの保険性能が最大の魅力。
副端末の弱点も、タブレット端末を日常的に持ち歩かない人なら問題ありません。
高額な副端末が4つあるか、主端末の紛失が必要か、あればスマホの保険証、ないならモバイル保険が最適解となるでしょう。
「スマホの保険証」のデメリットと評判 まとめ
- 主端末を徹底的に守れる保険
- 副端末の台数も多く、中古でも加入可能
- 補償回数に制限がないので、予期せぬ複数回破損に強い
保険に入るなら、心配事を全部排除しなければ意味がない、これが選ばれる理由です。
主端末を完全に守りたい人や、フリマアプリで端末を購入する人には、これ以上ない選択肢。検討してみてください。
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