- セールが来たのに何を買うべきか思い出せないな
- 同じものを重複して買ってしまうことが多いな
- 日用品の適切な在庫量がわからなくて困るな
子育て世帯や共働き家庭では、日用品の管理が意外と家計を圧迫する要因になっています。
私も以前は「安いから」と同じものを何個も買ってしまい、収納スペースを圧迫したり、使い切れずに無駄にしてしまうことがありました。
- この記事で分かること
- ▪️Notionで作る家庭向けの欲しいものリスト・買い物管理システムの構築方法
- ▪️過去の購入価格を記録して、セール時の判断を瞬時に行う方法
- ▪️日用品の消耗サイクルを自動計算して適切な在庫管理を実現する仕組み
- ▪️セールやクーポンを有効活用して家計改善につなげる具体的な活用術
この記事では、家庭向けの簡単な日用品管理システムをNotionで構築する方法を解説します。
本格的な事業者向け在庫管理については、別途詳しい記事もご用意していますので、必要に応じてご覧ください。

Notionを使うと、このように視覚的で使いやすい日用品管理リストが簡単に作成できます。
セールが来たら必要なものを瞬時に判断できるので、買い物の効率が大幅にアップします。
さらに、購入時に気になる「どっちがお得?」を計算する機能も搭載しているので、賢い買い物が可能になります。

より本格的な在庫管理システムが欲しい方はこちら。
» エクセルからNotionへ – 小規模事業者向け簡単在庫管理システムの作り方
Notionでその仕事もっと楽にしませんか?
DX支援サービスを見るNotion欲しいものリストで解決できる家庭の悩みとは

日用品管理の悩みは、多くの家庭で共通しています。
Notionを使えば、これらの課題を効率的に解決できる仕組みが構築できます。
購買意欲をコントロールする「欲しさフラグ」管理
買い物に行くと、つい「安いから」という理由で必要以上に購入してしまうことがあります。
Notionの「欲しさフラグ」機能を使えば、本当に必要なものと、そうでないものを明確に区別できます。
「そろそろ買う」「買っても良い」「しばらくいらない」「欲しいもの」など、商品ごとに優先度を設定することで、セール時でも冷静な判断が可能になります。
フラグは自由にカスタマイズでき、自分の買い物スタイルに合わせて調整できます。

これにより、セールのたびに「買うものあったっけな?」と思い返す時間を削減でき、必要なものだけを効率的に購入できるようになります。
過去の購入価格との比較で無駄買い防止
「これ、前にいくらで買ったっけ?」という疑問は、誰もが経験したことがあるはずです。
Notionに過去の購入価格を記録しておけば、今の価格が本当にお得なのか瞬時に判断できます。
Notionはスマートフォンからもアクセスできるため、店頭で商品を見ながら過去の購入価格と即座に比較できます。
これにより、本当にお得な買い物だけを選択できるようになります。
日用品の消耗サイクル把握で適切な在庫管理
特に子育て世帯では、オムツや洗剤などの消耗品の在庫管理が重要です。
ストックしすぎると収納スペースを圧迫し、少なすぎると急な買い物が必要になってしまいます。
Notionの自動計算機能を使えば、各商品の消耗サイクルを把握できます。
例えば、「このオムツは約3ヶ月で使い切る」ということがデータでわかれば、適切なタイミングでの購入計画が立てられます。
Notion欲しいものリスト・買い物リストテンプレートの作り方(無料配布あり)

Notionを使った欲しいものリスト・買い物リストは、自分で一から作ることもできますが、すぐに使えるテンプレートを無料で配布しています。
まずはテンプレートを試してみて、使い方に慣れてから自分好みにカスタマイズするのがおすすめです。
テンプレートの無料配布と使い方
以下のボタンから複製可能です。もし見え方が違う場合は、画像の通り選択して「ギャラリービュー」を選ぶとタイル表示になります。
» アカウント作成がまだの方はこちら

テンプレートを複製したら、すぐに使い始められます。
最初は商品を数個登録してみて、使い勝手を確認してみましょう。
自分で作成する場合の手順解説
自分で作成したい方は以下の通りです(以下iPadのNotion画面になります)。



データベースを作成すると自動的に数ページ作成されます。どのページでも良いので一つクリックして、必要なプロパティ(管理する項目)を設定しましょう。

プロパティの属性(赤枠)にはテキストや数値など様々な種類があります。一度特徴が分かれば非常に簡単なので、全部使ってみることをオススメします。

赤枠は関数を使って、日用品の使用周期を計算しています。使用周期が不要であればプロパティはいりません。

関数の中身は上図のとおりです。複製してご確認ください。
関数を使った消耗サイクル計算の実装
テンプレートには、日用品の使用周期を自動計算する関数が組み込まれています。
購入日と使い切った日を入力するだけで、その商品がどのくらいの期間で消費されるのかが自動的に算出されます。
「選択(旧「セレクト」)」は複数項目から選択できるプロパティ。
“並び替え”を設定しない場合は、「選択」の順番でGallery viewの並び順が決まります。
このような仕組みを理解して使いこなせるようになると、Notionでさらに高度なデータベース設計も可能になります。
より深く学びたい方は、データベースの設計哲学と実践的作り方も参考にしてみてください。
Notionで日用品管理システムを構築する方法

実際にNotionで日用品管理システムを構築する方法を、具体的な機能ごとに解説します。
これらの機能を組み合わせることで、家計に優しい効率的な買い物習慣が身につきます。
「欲しさのフラグ」による購買意欲制御システム
セールやクーポンが来ると、つい「今買わないと損」という心理が働きます。
しかし、本当に必要なものかどうかを冷静に判断する仕組みがあれば、無駄な出費を防げます。
私の場合は、履歴管理のために「もう買わなくて良い」というフラグも追加しています。
これにより、過去に使ってみて合わなかった商品を記録しておくことができます。
- 時期確定セール:Amazonプライムデー、ブラックフライデーなど
- 時期未確定セール:フリマのクーポンなど
- Amazon定期便:15%引きのために数調整
セールのたびに「買うものあったっけな?」と思い返す時間を削減できます。
フラグを確認するだけで、必要なものが一目瞭然になるからです。
過去購入価格の記録と比較機能
これいくらで買ったっけ?
今買うのはお得?
セールに直面すると「安ければ買っておきたい」という衝動に駆られます。
日用品の購入価格は覚えきれないので、Notionに記録しておくとあらゆる場面で判断材料にできます。
Notionはスマホでも使えるので、過去に買った価格と即座に比較→お得な価格だったら購入を実現できます。
購入サイクル算出による適切な在庫管理
購入サイクルを把握して
適度に買う
オムツなどの消耗品は、ストックしすぎると部屋を圧迫するので調整が必要です。
記録が面倒だと使わなくなるので、全てのアイテムに適用する必要はありません。
まずは使用頻度の高い商品から始めてみましょう。

あったら便利だなーと思うアイテムだけ入力し、必要なものを必要なだけ購入するための補助として使います。
消耗品管理で購入サイクルを把握する実践術

日用品の中でも特に消耗品は、購入タイミングが難しい商品です。
Notionの機能を活用すれば、各商品の消費ペースを把握して、最適なタイミングで購入できるようになります。
使い切り日の記録方法
消耗サイクルを把握するために必要なのは、たった2つの日付だけです。
「購入日」と「使い切った日」を登録するだけで、自動的に使用期間が計算されます。
サイクルを適用するアイテムには、「使い切った日」を登録します。大体の日付で大丈夫です。
自動的に購入日との日数差分が計算されます。

たとえばこのオムツの場合は利用周期が97日ということになりますので3ヶ月間は購入しなくても大丈夫という目安になります。
サイクル管理の実践例
実際に我が家で管理している消耗品の例をご紹介します。
すべての商品を管理する必要はなく、家計への影響が大きいものから優先的に管理するのがポイントです。
例えば、洗濯洗剤が「約2ヶ月で使い切る」ことがわかれば、
3ヶ月分(2本)以上のストックは不要だと判断できます。
記録を継続するコツ
消耗品管理で最も重要なのは「完璧を求めすぎない」ことです。
すべてを記録しようとすると負担になり、結局続かなくなってしまいます。
- ゆるく始める:まずは3〜5品目から開始
- ざっくり記録:正確な日付でなくても「月初」「月末」程度でOK
- 定期的に見直し:月1回程度、データを確認して不要な商品は削除
使用周期は思ったより使いませんし、在庫数も都度減らすのではなく、買おうかなと思った時に更新するだけの目安値でOK。
「試してみよう」「いらないな」の仮説検証が簡単なので、好みのプロパティを追加して使ってください。
セール・クーポン活用で家計を改善する買い物戦略

セールやクーポンは賢く使えば家計の大きな味方になります。
しかし、「安いから」という理由だけで購入すると、結果的に無駄遣いになることも。
Notionの欲しいものリストを活用すれば、本当に必要なものだけをお得に購入できるようになります。
セールを有効活用するための基準設定
このような経験はないでしょうか。そういう時に使ってください。
Notionリストがあれば、セール情報を見た瞬間に「今回買うべきもの」が明確になります。
購入の優先順位も決まっているので、迷う時間も削減できます。
無駄買いを抑えつつ、クーポンを適切に把握して家計改善に繋げましょう。
「どっちがお得?」計算機能の活用術
350mlで3個入り
600mlで2個入り
どっちがお得?
日用品を買うときに「どっちがお得なんだ??」と思うことが多かったので追加しました。

●と○に価格・容量・何個入りを入力すると「こっちがお得!」と教えてくれます。
「容量」は同じ単位で比較すればいいので、mlでもkgでも大丈夫です。
クーポン・セール情報の管理方法
セールやクーポンには様々な種類があり、それぞれ活用方法が異なります。
Notionで管理することで、各セールの特徴を活かした戦略的な買い物が可能になります。
- 時期確定セール
- Amazonプライムデー(7月)、ブラックフライデー(11月)、楽天スーパーセール(3月・6月・9月・12月)など、開催時期が決まっているセール。事前に購入リストを準備できる。
- 時期未確定セール
- フリマアプリのクーポン、スーパーの特売日など、不定期に開催されるセール。欲しいものリストを常に更新しておくことで対応。
- 定期購入割引
- Amazon定期便の15%割引など。消耗サイクルと組み合わせることで、最適なタイミングで割引を活用。
これらの情報をNotionに記録しておけば、セール時期に合わせた計画的な購入が可能になります。
スマホでNotionを使った欲しいものリスト活用テクニック

Notionの大きな魅力の一つは、スマートフォンからいつでもアクセスできることです。
買い物中でも、外出先でも、欲しいものリストを確認・更新できるため、実用性が格段に向上します。
モバイルでの操作性を活かした管理術
スマホでの利用を前提とした使い方を工夫することで、より便利に活用できます。
特に買い物中の操作性を考慮した設定がポイントです。
実際の買い物シーンでは、片手でスマホを操作することが多いため、シンプルな操作で完結できる設定が重要です。
- 店頭での価格比較:商品を見つけたら即座に過去価格を確認
- 購入後の記録:レジ待ちの時間で購入価格を更新
- 在庫確認:買い物前に自宅の在庫状況をチェック
継続するためのゆるい運用のコツ
マメにやりすぎると面倒になるので、ゆるく使ってみてください。
完璧を求めず、自分のペースで活用することが長続きの秘訣です。
「試してみよう」「いらないな」の仮説検証が簡単なので、好みのプロパティを追加して使ってください。
使いながら自分に合った形にカスタマイズしていくのが、Notionの醍醐味です。
- 最初は最小限から
- 商品名、価格、フラグの3つだけでもOK。慣れてきたら機能を追加。
- 記録は大まかに
- 価格は10円単位、日付は月単位など、ざっくりでも十分効果的。
- 定期的な見直し
- 月1回程度、不要になった商品を削除してリストをスッキリ保つ。
家族での共有・活用方法
Notionは複数人での共有も簡単にできるため、家族で買い物リストを共有することも可能です。
夫婦で買い物を分担している家庭では、特に便利な機能です。
権限設定により、閲覧のみ・編集可能など、家族の役割に応じた設定も可能です。
まとめ
Notionで作る欲しいものリスト・買い物リストは、日常の買い物を効率化し、家計改善につながる強力なツールです。
ここまでご紹介した機能をうまく活用することで、無駄な出費を抑えながら必要なものをお得に購入できるようになります。
重要なのは、完璧を求めすぎないことです。
まずは日用品を数個登録してみて、使い勝手を確認しながら徐々に拡張していきましょう。
- 欲しさフラグで購買意欲をコントロール
- 「そろそろ買う」「買っても良い」などのフラグで、セール時も冷静な判断が可能に。
- 過去価格の記録で賢い買い物
- スマホで即座に価格比較ができ、本当にお得な時だけ購入できる。
- 消耗サイクルで適切な在庫管理
- 自動計算により、ストック過多や品切れを防いで最適な購入タイミングを把握。
- 家族で共有して効率アップ
- リアルタイム同期で重複購入を防ぎ、買い物の分担もスムーズに。
マメにやりすぎると面倒になるので、ゆるく使ってみてください。
使用周期は思ったより使いませんし、在庫数も都度減らすのではなく、買おうかなと思った時に更新するだけの目安値でOK。
「試してみよう」「いらないな」の仮説検証が簡単なので、好みのプロパティを追加して使ってください。
Notionの柔軟性を活かして、あなたの生活スタイルに合った買い物管理システムを作り上げていきましょう。
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