- Evernoteを使ってても大丈夫?
- 移行は簡単?手順は?
- EvernoteからNotionへ移行したい
2023年7月、こんな記事がEvernote界に流れました。
解雇の真偽は定かではありませんが、つい最近では、無料ユーザーが同期できる端末は2台まで、有料価格は1.5倍に値上げという改悪がありました。
このまま使ってても大丈夫か?突然サービス停止するのでは?
ヘビーユーザーほど不安かと思います。
実は私も元Evernoteユーザー。「第二の脳(セカンドブレイン)」その心地よいキャッチフレーズに魅了された一人です。
- 結論
- サービス終了しないとしても、Notionを使い始めておくべき。早めに移行しておいて本当に良かったと思っています。
NotionはEvernoteからの移行(インポート)も標準サポートしています。
※インポートはデスクトップ版またはWeb版のみです。スマホやiPadの場合は一度パソコンからインポートしてください。
仕事が忙しい時にEvernoteに有事があっては大変。
時間に余裕があるうちに、全世界4000万人ユーザー突破のNotionへ移行してみてはいかがでしょうか。
Notion&iPad大好きの管理人が徹底解説します。
一人社長がより事業に集中できる環境づくり。
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Evernoteはオワコンなのか?
オワコン=終わったコンテンツ
今後の展開に期待できないサービスなどに使われる言葉です。
オワコンは極論だと思うので、鵜呑みにするかどうかは、ユーザ自身が判断することです。
私はブロガーなので検索需要から分析してみます。
上図は「Evernote」という単語がGoogleでどのぐらい検索されたかを示すグラフです(2004年〜2023年8月)。
2009年から2012年頃までをピークに、現在ではほぼ検索されていないことがわかります。
こちらはNotionのグラフです。2021年頃から2023年現在まで需要が増えています。
一般的にツール系では、検索する人が多い=ユーザ数が多いという関係があるので、Evernoteは使われなくなってきており、Notionは使う人が増えてきたのは事実と言えます。
ツールとしてどちらが優れているかは別物ですが、ユーザ数の増加は、運営企業の収益につながりサービス改善に結びつきます。
2023年8月現在、Notionの方が今後の展開に期待できるのは間違いありません。
» Notionって何?一目でわかるサンプルと使い方・始め方
EvernoteからNotionへ移行した理由
Evernoteのメリットが少ない
決してEvernoteに恨みがあるわけではありませんが、両方経験した身からすると、Evernoteに優位性はほぼありません。
あえて言うなら以下の機能は便利です。
添付ファイルの取り扱い
Evernoteでは添付したファイルを直接編集できます。Notionの場合、添付はできてもNotion上で編集はできません。
OCR(光学文字認識)機能がある
画像の中にある文字が検索対象になります。
ただし使うにはEvernote Premium会員になる必要があります。一般ユーザーには元々使われていない機能です。
Evernoteの有料プランは微妙
クラウドサービスは年々便利になっており、IT技術も日々高まっています。
当時としては画期的でしたが、電子ノートという特徴だけでは、他のサービスにとてもかなわない状況になってしまいました。
Evernoteは”便利な機能を有料会員で提供”という戦略ありきでサービスを継続してきました。
現在話題となっているNotionやLark、その他ツールでは無料で使えるのが当たり前です。
実際に現在のEvernote有料プランを見てみると、なんとNotionではほぼ無料です。
サービス | Evernote FREE (無料プラン) | Evernote PERSONAL (有料プラン) | Notion フリープラン (無料プラン) |
料金/年間 | 0円 | 9,300円 | 0円 |
同期できる端末数の制限 | 2台まで | 制限なし | 制限なし |
月間アップロード容量 | 60 MB | 10 GB | 制限なし |
ノート上限サイズ | 25 MB | 200 MB | 制限なし |
ホーム画面のカスタマイズと追加ウィジェットの使用 | ウィジェット3つまで | あり | あり |
Google カレンダーアカウントとの連携 | なし | あり | 対応予定 ※現在は外部アプリ |
タスクに締め切り、リマインダー、通知を設定 | なし | あり | あり |
タスクを一元管理できるタスクビュー | なし | あり | あり |
画像、文書、PDF 内の文字検索 | なし | あり | OCR非対応 |
カスタムテンプレートの作成 | なし | あり | あり |
画像・PDF への描き込み | なし | あり | なし |
Evernoteで非常に不便だった端末の制限もなく、動作も軽快。
できないことが増えて不便になるのでは?と心配されるかもしれませんが、EvernoteにできることはNotionなら全て出来ると行っても過言ではありません。
Evernoteユーザーが驚くNotionの自由度
説明が少し難しいですが、作ったノートをリンクで繋げたり、子ノートを作って親子関係にしたり、縦にも横にも拡張していけるのがNotionの強みです。
例えばこんなことができます。
ノートアプリの枠を超えたNotionの自由度
データの整理だけでなく、ボタン機能で複雑な操作をワンクリックで実現できます。
サードパーティーがNotionと連携しており、「Notionだとちょっと不便」を解決できる環境があります。
自由度が高いので、職種や職業に応じてカスタマイズできます。
Evernoteと異なり、ノートでありながらノーコードであるのがNotionです。
» ノーコードはプログラミングをしない開発サービス
といっても ノートとして使うにはEvernoteと操作性も変わらず、上記で紹介したようなツールは人の作ったものをコピーできるので、わざわざ覚える必要もありません。
「ツール移行とか面倒そう・・」そう感じる人のためか、なんとEvernoteからの移行もサポートされています。
» Notionって何?一目でわかるサンプルと使い方・始め方
EvernoteからNotionへの移行手順
具体的な移行手順
びっくりするくらい簡単です。
念の為、少し詳しく解説します。
EvernoteをNotionへインポート
Notionアカウントを開設したら、Notion画面左側サイドバー、最下部のインポートボタンを押下。
インポート元としてEvernoteを選択し、Notionがアクセスすることを承認します。
少し待つとEvernoteのノートページを選択する画面が表示されます。移行するノートにチェックをつけてください。
- 自分が選んだEvernoteページ
- Evernoteの動作をNotionで実現するマニュアル
上記が追加されます。
新規アカウントの場合、黒枠にはNotionのサンプルページがあります。
断捨離タイミングとして最高
Evernoteはサービス終了しない限りはデータが残っています。
また、そもそも移行する際に一部の画像やPDFファイルが移行されないこともあるようです。
私は最低限のノートを移行し、他はEvernoteに残したままで情報をスッキリ断捨離しました。
多くのメモは「残した」という結果だけでスッキリするので、保存することで目標達成しています。本当に使う情報は少ないものです。
移行を機に不要な情報を削り落としてみてください。
EvernoteからNotionへの移行方法 まとめ
一気に移行せず、併用も視野に入れて運用を開始するとストレスもありません。
Evernote以上のスッキリ体験で情報整理が仕事からプライベートまで浸透し、本当に考えたいこと・取り組みたいことの時間を確保できます。
ぜひNotionのタスク管理ツールも試してみてください。今のところは無料で受け取る方法もそのままです。
不安な噂が本当になる前に、逃げ道を確保しておきましょう。
仕事にEvernoteを使っている方がいたら、移行やデータベース構築もサポートするので問い合わせページやTwitter DMからお気軽に。お待ちしております。
更新情報
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Notion使いたいのに電波がねえよ!!って時は。
タウンWi-Fiアプリは、接続のたびにメールアドレスなどを入力するフリーWi-Fiのストレスを排除してくれます。
Wi-FiモデルのiPadとも非常に相性がよく、無料なので使ってみてください。
10万円クラスの端末を使っている人は、会員専用Wi-Fiが使えるスマホ保険もあるので、活用してみてください。
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