本の要約サービス「サマリーオンライン」の特徴と魅力を徹底解剖！flierとの違いも解説

福利厚生サービスベネフィットとflierは提携しており、今まで無料で使えていました。
» （参考） 【教師の特典】iPadで便利なソフトやサービスのまとめ【Canvaも無料】

しかし、lierとベネフィット・ステーションの提携が2024年4月に終了となりました。痛すぎる。

一方で、ランニングコストが低く抑えられる新たな要約サービス「サマリーオンライン」が注目を集めています。

結論

・シンプルなUIと5分で読める要約
・要約量はflierの半分、価格は1/4。
・2024年1月スタートの新サービス

2023年6月4日で10周年を迎えたflierと本の量で比べるのは無理がありますが、その他のメリデメを考えると、代替サービスとして検討する価値は十分にあります。

実体験をもとに解説します。

サマリーオンラインとflierの比較

忙しいビジネスパーソンの間で人気が高まっている本の要約サービス。

その中でも注目を集めているのが、2024年1月にスタートした「サマリーオンライン」と、すでに110万人以上が利用する「flier（フライヤー）」です。

実体験をもとに、両者を比較してみました。

料金プランの比較

	サマリーオンライン	flier
月額料金	550円（現在は330円キャンペーン中）	2,200円（ゴールドプラン）
要約作品数	300冊以上	3,300冊以上
更新頻度	1日1冊程度	1日1冊
対応プラットフォーム	ウェブのみ	ウェブ・アプリ
音声対応	一部のみ（2024年中に全要約対応予定）	全要約対応済み

flierの料金プランはさらに細かく分かれます。

プラン名	月額料金	利用可能な要約数
無料会員	0円	無料の要約コンテンツ（20冊程度）
ライト会員	550円	無料＋有料の要約コンテンツ（月5冊まで）
ゴールドプラン	2,200円	全ての要約コンテンツ（3,300冊以上）

サマリーオンラインは月額550円の読み放題プランのみとシンプルな料金体系になっています。
現在は月額330円のキャンペーン中でさらにお得です。

flierにも550円プランはありますが、「有料要約」の閲覧数に制限があります。

つまり、読み放題で比べた場合、サマリーオンラインはflierのプレミアム会員プランの4分の1の料金でで楽しめます。

その代わり、要約数はflierの方が圧倒的に多く、音声対応も全要約で完了しています。

サービスの実体験をレビューするので、自分の読書スタイルやニーズに合わせて使ってみてください。

隙間時間を有効活用できる読書体験

サマリーオンラインの大きな魅力は、隙間時間を有効活用できる読書体験にあります。

1冊あたり5分前後で読了できるため、空き時間に次々と要約を読み進められます。

flierはベースが10分なので、未読本になりやすい特徴がありました。

flier側も考慮しており、flierには「あとで読む」機能があります。

サマリーオンラインには、「my本棚」*はありますが、「あとで読む」はありません。
※お気に入りみたいなものです。

初見で「不便だな。。。」と思ったのですが、使ってみると「隙間時間で読み切る量」なので、実体験としては不要でした。

読む時間が短いので、読了後に出てくるおすすめ本もスイスイ読めます。

未読本が頭の片隅に残らないので、ストレスなく読書を継続できるのはメリットと言えます。

要約の質

サマリーオンラインの要約は、1冊あたり2,000字程度とコンパクトにまとめられています。

先述した通り、ポイントを押さえた要約で、次々と本の要旨を理解できます。

ただし、例え話などが割愛されている場合もあり、内容を深掘りしたい場合は物足りなさを感じるかもしれません。

一方、flierの要約は1冊あたり4,000文字程度と、サマリーオンラインの約2倍の分量があります。

本の要点がしっかりと凝縮されており、flierの方がより深く内容を理解できます。

ただし、

スマホで満たしたい隙間時間は、5分なのか？10分なのか？
ご自身で使っているシーンも想像してみてください。

サマリーオンラインは手軽に本の概要を把握したい人に、flierはもう少し深く内容を理解したい人におすすめです。

自分の目的や読書スタイルに合わせて、要約サービスを選ぶのが良いでしょう。

使い勝手で惜しいポイント

現時点でのサマリーオンラインにはいくつか改善してほしいポイントがあります。

本文のコピー機能

サマリーオンラインでは、本文をコピーできません。
本文をコピーできるようになったので、格段に使いやすくなりました。

例えば、Notionに貼り付けて、読書記録なども容易に作れます。

読書を他の情報と結びつけたい方や、自分の管理ツールに保管しておきたい人でも安心して使えます。

履歴や分析

サマリーオンラインには、読書履歴や分析機能がありません（2024/04/18現在）。

flierの実体験で「今月は〜冊読んだ」を見直す機会はありませんでしたが、読んだか読んでないかの表示くらいは欲しいものです。

また、UIの一部にも改善の余地がありそうです。

flierの場合は確かおすすめに読了本は入っていませんでした。

総じて、同じ本を読んでしまう可能性が高いのが、サマリーオンラインの弱点だと感じました。

読書管理アプリ「Booklife」を使えば読了本を管理できますが、手入力で本のタイトルを入れて探す必要性があります。
» 設定方法はこちら

正直これくらいなら、Notionの方が断然使いやすいです。

この辺りは改善してくれるとありがたいですね。

サマリーオンラインがおすすめな人

サマリーオンラインは、以下のような人におすすめです。

特に、未読本が溜まることにストレスを感じる人には最適です。
flierは本当によく溜まります。

5分で読了できる要約なら、隙間時間を使ってどんどん読み進められます。
通勤・通学の合間や休憩時間など、ちょっとした空き時間が充実した読書タイムに変わるので、iPadとの相性も抜群です。

逆に、じっくりと本の内容を掘り下げたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
あくまで要約のため、詳細な解説や例示は割愛されているからです。

サマリーオンラインはきっかけとして使い、本の実売をする人に向いていますね。

flierとサマリーオンラインの比較　まとめ

総じて、サマリーオンラインは隙間時間を有効活用して効率的に読書を進めたい人におすすめのサービスです。

記事途中でも触れましたが、Kindle Unlimitedと組み合わせても1,280円でflierの半分程度（300円キャンペーン中）。
と考えると選択肢としてはかなりアリではというのが所感です。

シンプルで使いやすいUIと、5分で読了できる要約のおかげで、空き時間にサクサク本の要旨をチェックできます。

300円キャンペーンを利用すれば、かなりコスパ良く読書習慣を身につけられるでしょう。

今後のアップデートにも期待しつつ、ぜひ一度サマリーオンラインを試してみてください。