- 高音質なワイヤレスイヤホンを探しているけど、AirPodsは予算オーバーだな
- カナル型とオープン型、自分の用途にはどっちが合ってるんだろう?
- AppleのAirPodsと比べてどうなの?
ワイヤレスイヤホン選びで悩んでいませんか?
今回は中価格帯で高性能なイヤホンとして人気のSoundPeatsから、最新モデル2種を実機レビューします。
カナル型の「Air 5 Pro」とオープン型イヤーカフの「UU」、それぞれの特徴と使用感をお伝えします。

左:GoFree2 中:Capsules3 Pro 右:AirPods Pro
私は以前からSoundPeatsのイヤホンを愛用しており、いまだに現役で不調なく高い満足度で使っています。
» SOUNDPEATSとAirPods Proの比較【Capsules3 Pro、GoFree2】

実は併用しているAirPodsが不調続きで、不調なく使えているSoundPeatsに本格的に乗り換えようと思い、メーカー様にご提供いただきました。
AirPodsとも比較して検証します。
結論から言うと、どちらも前モデルから大幅に進化しており、コスパの高さに驚かされました。
- Air 5 Proとは
- 2025年3月発売のSoundPeatsの最新カナル型イヤホン。強力なANCと高音質が特徴。
- UUイヤーカフとは
- 2025年2月発売のオープン型イヤーカフイヤホン。耳を塞がず快適な装着感が魅力。
- 本記事でわかること
- 両モデルの実用性、音質、使用感、そして用途別におすすめのモデル。
- 今回のレビュー方法
- 日常使用、電車内、ビデオ会議など実際の使用シーンでの検証結果を紹介。
まずは密閉型カナル型イヤホンの新作「Air 5 Pro」から詳しく見ていきましょう。
このモデルは特にノイズキャンセリング性能が大幅に進化し、前モデルと比べて驚きの変化がありました。
大切なデバイスを守る最適な方法を見つけませんか?
SoundPeats Air5 Proレビュー

SoundPeats Air5 Proは、2025年3月に発売された同社の最新カナル型イヤホンです。
このモデルは、従来のカナル型の弱点を克服しつつ、高い音質とノイズキャンセリング性能を両立させています。
最新モデルだけあって、多くの点で進化が見られました。
基本スペックと特徴
Air5 Proの基本スペックから確認していきましょう。
重量は片耳わずか4.8gと軽量設計で、長時間の使用でも耳が疲れにくいのが特徴です。
バッテリー持続時間も本体のみで十分な駆動時間を確保しています。
特筆すべきはノイズキャンセリング性能です。
実際に使用してみると、AirPodsよりも密閉感があり、静かさを実感できました。
例えば家庭内では子供の鳴き声などが大幅に低減され、集中したい時に非常に効果的でした。

Air5 Proのケースについては、斜めカット設計が特徴的です。
個人的にここはデメリット、本体を抑える面積が小さくて早速ケースを落としてしまいました。
が、代わりにイヤホン本体を取り出すのは非常に楽になりました。一長一短ですね。

また、電池残量が一目でわかるインジケーターが非常に便利。
従来のAirPodsでは「接続されない→電池切れ?→確認してみたら残量0」というストレスが多かったのですが、Air5 Proではそのストレスから解放されます。
ランプの色で電池残量が視覚的にわかるので、いつ充電すべきかが明確です。
この小さな改善が日常使いでは大きな違いを生みます。
音質とノイズキャンセリング性能
Air5 Proの音質は、カナル型イヤホンとして非常に高いレベルに達しています。
10mmドライバーに高品質なPU+PEEK素材を採用することで、クリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。
特に低音から高音までバランスが良く、様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。
最大の特徴であるノイズキャンセリング機能は、最大55dBの環境音を低減できるとされています。
実際の使用感としては、特に電車内や雑踏での効果が絶大でした。
環境に合わせてAI適応型でノイズキャンセリングレベルが自動調整される点も便利です。
密閉されているため細かい音まで聞こえるのが特徴で、電車や騒がしい場所での作業には最適です。
特に耳栓的用途でイヤホンを使いたい人には絶対におすすめできるモデルです。
音漏れもほとんどなく、周囲に迷惑をかける心配もありません。
アプリ連携と便利機能
後述する専用アプリ「PeatsAudio」と連携することで、Air5 Proの機能をさらに拡張できます。
特に便利だと感じたのは、イコライザー設定とゲームモードの切り替え機能です。
音楽のジャンルに合わせて音質調整ができるのは、音楽好きには嬉しい機能でしょう。
ゲームモードは実用性が高い機能の一つです。
通常モードでゲームをプレイすると音の遅延が気になりますが、ゲームモードに切り替えると遅延がほぼなくなります。
もう一つ見逃せないのがマルチポイント接続機能です。
これはスマートフォンとPCなど、2台のデバイスに同時に接続しておけば、自動的に音声の出力元を切り替えてくれる便利な機能です。
続いて、もう一つの新作モデルである「UUイヤーカフ」のレビューに移りましょう。
カナル型とは一線を画す装着感と使い心地が魅力のこのモデルは、どんな特徴を持っているのでしょうか?
SoundPeats UUイヤーカフレビュー

続いて、2025年2月に発売されたSoundPeats UUイヤーカフのレビューです。
このモデルは耳を塞がないオープン型のイヤホンで、カナル型とは異なる使用感を提供します。
前モデルのCCイヤーカフからどのように進化したのか、実際の使用感も含めてご紹介します。
基本スペックと外観
UUイヤーカフの基本スペックから確認していきましょう。
特徴的なのは、片耳わずか4.7gという軽量設計と耳に挟むイヤーカフ型のデザインです。
カナル型と違って耳を塞がない構造が最大の特徴となっています。
外観はマット仕上げで、前モデルの光沢仕上げから変更されています。
これにより指紋や汚れが目立ちにくくなり、長期使用での見た目の維持にも貢献しています。
本体の形状も最適化され、より多くの耳の形状にフィットするようになりました。

カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ベージュ、パープルの4色展開。
ケースは本体同様コンパクトで持ち運びやすいサイズです。
ただし、先述した通りAir5 Pro同様に斜めカット設計のため、開けにくさを感じることがあります。
CCモデルからの進化点
UUイヤーカフは前モデルのCCイヤーカフから多くの面で進化しています。
特に大きな変更点は操作方式で、CCのタッチセンサーから物理ボタンへと変更されました。
これにより誤操作が大幅に減少し、使い勝手が向上しています。
バッテリー持続時間も向上しており、本体単体で8時間、ケース込みで最大30時間の使用が可能になりました。
これはCCの本体6時間、ケース込み24時間から大幅に延長されています。
急速充電にも対応しており、10分の充電で約2時間の使用が可能です。
装着感と安定性も改善されています。
耳の裏側に接触する面積が増え、より安定した装着が可能になりました。
形状記憶合金ワイヤーを採用することで、様々な耳の形に対応できるようになっています。
- 操作方式:タッチセンサー → 物理ボタン(誤操作防止)
- バッテリー:6時間/24時間 → 8時間/30時間(長時間使用可能)
- 装着感:耳への接触面積増加でより安定したフィット感
- 素材:光沢仕上げ → マット仕上げ(指紋防止)
- 重量:約5g → 約4.7g(軽量化)
音質と実用性
UUイヤーカフの音質は、オープン型イヤホンとしては非常に優れています。
10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを採用し、クリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。
ただし、耳を塞がない構造ゆえに、低音の迫力はカナル型には及ばないと感じる人もいるかと思います。
実際に使ってみると、耳の形状を利用して擬似音響設備になっていると感じるような響きの良さがあります。
ナチュラルな音の広がりが特徴で、長時間聴いていても耳が疲れにくい点は大きなメリットです。
特にムービーモードは驚くほど効果的で、人の声が耳元にいるかのように聞こえる臨場感があります。
音漏れについては、オープン型ながらも従来モデルより改善されています。
実際に妻に確認してもらったところ、「周りに若干聞こえているようだが、何を聞いているかまでは聞こえない」とのことでした。
ただし、図書館などの静かな環境では周囲への配慮が必要かもしれません。
オープン型の特徴として、電車内などの騒がしい環境では、音が聞こえにくくなります。
実際の使用感としては、「さすがに電車だと音量マックスでも聞こえにくい」状況でした。
そのため、通勤や通学で電車移動が多い方には、カナル型のAir5 Proの方がおすすめです。
実用面での性能
UUイヤーカフの最大の特徴は、付け心地の良さでしょう。
耳に優しく痛みや不快感がなく、長時間使用しても耳が痛くなりません。
耳を塞がないため、周囲の音も聞こえるので、オフィスでの使用や屋外での安全確保にも適しています。
お風呂を出た後など、耳が濡れていても問題なく使えるのも非常にGOOD。
家庭内で使用するイヤホンを探しているのであれば、UUを選んでおけば間違いないでしょう。
マイク性能については、オープン型ながらも良好な結果でした。
ビデオ会議での使用テストでは、相手への聞こえ方は悪くありませんでした。
カナル型に比べると若干聞き返されるケースは多いかもしれませんが、日常的な使用には十分対応できます。
UUイヤーカフもマルチポイント接続に対応しており、2台のデバイス間でスムーズに切り替えられます。
また、「風切り音低減機能」が新たに追加されたことで、屋外での使用時の聞き取りやすさが向上しています。
これは独自の「SOUNDPEATS AeroVoice」技術によるもので、通話品質の向上にも貢献しています。
続いて、どのような使用シーンに各モデルが適しているのか、実用ガイドを詳しく見ていきましょう。
2つのモデルの説明書と実用ガイド

これまでAir5 ProとUUイヤーカフそれぞれの特徴を見てきましたが、具体的にどのような使用シーンに向いているのでしょうか。
ここでは両モデルの基本設定から日常での最適な使い方まで、実用的な情報をお伝えします。
自分の生活スタイルに合ったモデル選びの参考にしてください。
基本設定と初期セットアップ
どちらのモデルも、初めて使用する際の基本的なセットアップは共通しています。
まずは充電ケースから取り出し、スマートフォンのBluetooth設定画面から接続します。
初回接続後は、ケースから取り出すだけで自動的に接続される仕組みです。
両モデルとも専用アプリ「PeatsAudio」との連携がおすすめです。


アプリを使うことで、イコライザー設定やノイズキャンセリングレベルの調整、ボタンへの機能割り当て、ファームウェアのアップデートなどが可能になります。
特にUUイヤーカフのムービーモードやAir5 Proのノイズキャンセリング機能は、アプリで調整すると効果的です。
なお、UUイヤーカフは左右気にせず充電ケースに収納できる機能があります。
イヤホンの左右を区別せずに充電ケースに入れて蓋を閉じ、10秒後に再度取り出すと、左右のチャンネルを区別せずに装着できます。
忙しい時でもスムーズに使用できる便利な機能です。
使用シーン別おすすめモデル
それぞれのモデルは、異なる使用シーンに適しています。
自分のライフスタイルや主な使用目的に合わせて選ぶことで、より満足度の高い使用体験が得られるでしょう。
以下、代表的な使用シーン別におすすめのモデルを紹介します。
実際に使用してみて感じたのは、同じ人でも状況によって使い分けるのが理想的ということです。
例えば、電車での通勤時はAir5 Proでノイズをカットし、オフィスに着いたらUUイヤーカフに切り替えて周囲とのコミュニケーションもとりつつ作業する、といった使い分けが効果的でした。
どちらか選ぶ場合、電車や地下鉄での利用が多ければAir5 Pro、そうでなければUUが着け心地良いのでおすすめです。
よくあるトラブルと解決法
どんな優れたイヤホンでも、使用中に小さなトラブルが発生することがあります。
ここでは両モデルで起こりうる一般的な問題と、その解決法をご紹介します。
多くの問題は簡単な操作で解決できることが多いので、慌てずに対処しましょう。
UUイヤーカフは正しい装着方法、
Air5 Proは付属のイヤーチップの中から自分の耳に合ったサイズを選ぶことで、密閉性と快適さが向上します。
※箱の内側に入っているので捨てないように!

これまでの使用経験からすると、SoundPeatsのイヤホンは耐久性が高く、故障や不具合が少ないのが特徴です。
AppleのAirPodsでは「ノイズや故障、電池が充電されていない事象が発生」していましたが、SoundPeatsは「いまだに不具合なく、電池の持ちも問題ない」状態を維持しています。
コスパの良さだけでなく、長期的な信頼性も高いのは大きなメリットでしょう。
まとめ:2つのモデルを比較して
比較項目 | Air5 Pro | UUイヤーカフ |
音質 | 高音質(特に低音が豊か) | 自然でバランスの良い音質 |
装着感 | 耳を塞ぐタイプで長時間使用すると疲れる可能性 | 耳を塞がず長時間でも快適 |
ノイズ遮断 | 優れた遮音性(最大55dB低減) | 周囲の音も聞こえる設計 |
音漏れ | ほとんどなし | 若干あり(周囲に配慮が必要) |
操作性 | タッチセンサー | 物理ボタン(誤操作が少ない) |
価格 | 9,980円 | 6,180円 |
どちらもコストパフォーマンスに優れた高品質なイヤホンだと言えます。
AirPodsなどの高価格帯モデルと比較しても遜色ない性能を持ちながら、価格は抑えられています。
特に長期的な耐久性の面では、過去モデルの使用経験からSoundPeatsの信頼性の高さを実感しています。
予算や使用シーンに合わせて選べば、どちらのモデルも満足のいく性能を発揮してくれるはずです。
騒がしい環境での使用が多い方はAir5 Pro、長時間の装着や快適さを重視する方はUUイヤーカフがおすすめです。
理想的には、状況に応じて両方を使い分けられれば最高ですね。
皆さんもぜひ、これらの情報を参考に自分のライフスタイルに合ったイヤホン選びをしてみてください。
毎日の音楽体験や通話品質がぐっと向上し、新たな快適さを発見できるはずです。
大切なデバイスを守る最適な方法を見つけませんか?
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