- 強化コアボトルって何?
- コアボトルの違いがわからない
- 強化コアボトルの作り方とオススメ
2023年から本格的に運用が始まった「強化コアボトル」。ボトルマンDXを触り始めた方にはチンプンカンプンだと思います。
- 結論
- 強化コアボトルは単なる組み合わせ。以前発売されていたボトルマンDXより、「威力が上がる」とか「カスタマイズパーツが増える」といったものではありません。
あくまでもイベント等に参加するときの公式ルールに関する説明です。個人で遊ぶ分にはどんな組み合わせで遊んでも問題ありません。
コアボトルの組み合わせ、マルチタイプ、いわゆるプラプラパーツとはなんぞや、まとめて解説します。
玩具や雑貨を獲りまくっているコツを公開中です。
スロプロ式のコツを知って、家族や友人にプレゼントしてあげてください。
強化コアボトルは組み合わせの総称
「強化」と付いているので、何かの上位互換パーツだと思ってしまうかもしれません。
ですが実態は、元々発売されていたコアボトルの、一部のパーツを組み変えているだけです。
元々コアとホールドは”一対”だった
2023年のルール変更により、各パーツの名称が上記の通り統一されました。
ボトルマンDXは開始時に3タイプが発売され、3タイプごとに形状の異なるコアボトルとホールドパーツが搭載されているのが特徴でした。
つまりタイプごとにコアボトル3種類、ホールドパーツ3種類が存在します。
※形状によるプレイ上の差は後述
- 説明しやすいように
3種類の呼び方を統一します - ・Pコア、Sコア、Cコア
・Pホールド、Sホールド、Cホールド
※それぞれP(パワー)、S(スピード)、C(コントロール)の頭文字
従来は”対”のみで販売され、組み替え不可だったので、選択肢は以下の3種類でした。
- パワー(Pコア-Pホールド)
- スピード(Sコア-Sホールド)
- コントロール(Cコア-Cホールド)
箱や公式HPを見ると、どのタイプに属するのかが書いてあり、対応するコアボトルが入っています。
例:パワータイプのコーラマルDXには、Pコア-Pホールドのコアボトルが在中
2023年1月現在は、マルチタイプを加えた4種類のコアボトルが展開されています。
※マルチタイプは全タイプの特徴をもった新タイプ。
強化コアボトルとして標準販売されている製品
強化コアボトルは別タイプのコアとホールドを組み合わせた、コアボトルの総称です。
2023年1月現在、買った状態で強化コアボトルになっているのは、ランダムコレクションVol.02のみです(レビューはこちら)。
例えば、ボトルワイバーンDXだと「Sコア-Cホールド」の組み合わせになっています。
複数のタイプを1つのコアボトルに集約できるので、基本的には組み合わせた方が強くなります。
強化コアボトルが要因で、
公式イベントに本気で挑むなら、ランダムコレクションVol.02が必須
と思われていた所に、「強化コアボトルは既存パーツを組み合わせて作って良い」という公式のルール変更が来ました。ランコレの重要性は相対的に下がりました。
タイプによってコアボトルはここが違う
強化コアボトル自作の前に、タイプごとのコアボトルについて違いをまとめました。
コアボトルの違うところ
ぱっと見、ホールドパーツ以外は同じに見えますが、少しずつ異なります。特徴があるのはSコアとCコアなので、先にそちらから説明します。
スピードコアボトル
Sコアには、マガジンを装着するための凹凸があります。他のコアボトルは凹凸がないのでマガジンは装着できません。
マガジン装着に関係するのは上部パーツのみなので、下部パーツの形状はPコアと同じです。
コントロールコアボトル
Cコアには、バレルを装着するための凹凸が上下にあります。バレルも他コアボトルには装着できません。
バレルは上下の凹凸にはめ込むので、上下どちらか一方では装着できません。
パワーコアボトル
Pコアには凹凸がないので、マガジンもバレルも装着できません。デメリットはパワーで覆していました。
パワーコアボトルの本質は「ホールドパーツ」なので、マガジンもバレルも装着できないPコアは、秀でたメリットがなくなってしまいました。
ホールドパーツの違うところ
パワーホールドパーツ
Pホールドには「締め撃ち用突起」と呼ばれる凸がついています。コーラマル系統の可動式アームパーツを付けることで、突起を圧迫でき、締め撃ちが可能です。
他タイプの突起がないホールドパーツは、締め撃ちができません。また、コーラマル系統以外のアームパーツは締め撃ち用突起に届かない上に可動もしないので、同様に締め撃ちはできません。
スピードホールドパーツ
Sホールドにはローラーがついています。発射時の抵抗を少なくすることで、素早いショットが可能です。
ベアリングのような高精度ローラーではないので、コントロールタイプと比べると、弾道の安定性は低くなります。
コントロールホールドパーツ
Cホールドにはギミックはありません。それゆえ、まっすぐ正確なショットを期待できます。
パワー不足という側面もありますが、適度な負荷なので、片手打ちや大量連射で使いやすいというメリットがあります。
特殊形状のコアボトル
「コアとホールドの組み合わせ」という意味で、カスタマイズしにくい製品があります。
特殊形状コアボトルは、機体の特性に沿ってパーツが設計されています。
Q&Aからは換装(パーツ入れ替え)可能とも読み取れますが、ホールドパーツを変えれば負荷も変わるので、破損を防ぐためにもそのまま使うのがオススメです。
- 一般モデルのホールドパーツと
形状が異なる機体 - ・ドラゴジーナDX(マルチタイプ)
・ロイヤルグリフォンDX
(マルチタイプ)
・レイドブレイブDX
縦回転コアボトル同士であれば、若干ホールドパーツの形状が異なるものの換装はできるようです。ただし、パーツ径が異なるので、こちらも自己責任改造の一種と言えそうです。
強化コアボトルは自分で作れる
強化コアボトル(コアとホールドの組み合わせ)に関する公式見解
2023年1月より、コアボトルに関する公式のQ&Aは以下のように記載されました。
ランダムコレクションVol.02に含まれた「強化コアボトル」やコアボトル内のホールドパーツを交換して公式イベントに参加することは可能となります。
コアボトル内のホールドパーツを交換して公式イベントに参加することはできますか?
ただし、一度組み立てたコアボトルを、分解して付け替えることは、破損やケガの恐れがありますので、行わないでください。
組み立て前のコアボトルとホールドパーツを組み替えて強化コアボトルを作ることは可能です。
コアボトル内のホールドパーツを交換して公式イベントには参加することはできませんが個人で楽しむ分には問題ございません。
公式イベントに参加可能なコアボトルは、基本的には各商品内の決められた(正しい遊び方説明書に記載されている)パーツ同士のみ組み替えは可能です。ただし、色違いの同じ形状のホールドパーツの組み替えは可能となります。
例えばボトルワイバーンDXの強化コアボトル「Sコア-Cホールド」は、アクアスポーツDXのSコア+ライフルガーディワンDXのCホールドで再現できます。
パーツ交換で好きな組み合わせのコアボトル、通称「強化コアボトル」を自由に組み立てられるようになったので、カスタマイズの幅は広がりました。
「一度組み立てたコアボトルを、分解して付け替えることは、破損やケガの恐れがありますので、行わないでください。」については旧ルールで設計された手前、仕方ない記述です。
先述した通り、もともと分解を前提に作られていないので、破損する可能性があります。
「組み換えが容認されている=容易に分解できる→破損→クレーム」が想定されるので、この記述が必要です。
組み替えを前提にした別形状のコアボトルが登場する布石とプラスに捉えて飲み込みましょう。
強化コアボトルを自作するメリット
- ランダムコレクション購入が不要
- 好みのカラーを選べる
- 最適なパーツを選べる
自分がよく使う機体には愛着が湧くので、ランダムコレクションのカラーにとらわれず、好きなカラーを選べるのは大きなメリットです。
また、競技的な側面でのメリットは最適パーツを選べること。
ボトルマンDXは同じパーツでも細かく性質が異なります。
例えばアースローラーDXの記事で解説している通り、同じCホールドでも威力が異なります。他にはランコレでなぜかアロサイダーだけ材質がABSだったり(他はMABS)ホールドパーツの材質が追加されていたり。。
もしかしたらランコレの強化ボトルには、強度のメリットがあるのかもしれません(希望的観測)。
少しでも性能の良い「最強」を求める場合、自由にパーツを選べるのが自作強化コアボトル最大のメリットです。
【通称プラプラホールド】パワーホールドのプラパーツ入替について
プラプラホールドとは、Pホールドの両側にプラパーツを装着した状態を指します。
名称が似ているのでややこしいのですが、Pホールドには「プラパーツ」と「ラバーパーツ」のどちらかを装着できます。
締め撃ち用突起のあるラバーホールド、締め撃ち用突起のあるノーマルホールドに関してはラバーパーツとプラパーツの入れ替えや左右両方ともプラパーツやラバーパーツにすることは可能です。
ただし商品を開封した時点で既にプラパーツが両側に組み込まれた状態の締め撃ち用突起のあるノーマルホールドに関しては、無理に取り外すと破損の恐れがあるため、プラパーツを取り外して、ラバーパーツに変更する事は不可となります。
またデュアルコアボトルのホールドパーツを、コーラマルDX等のラバーホールドと入れ替えて使用することは可能です。
コアボトル内のホールドパーツを交換して公式イベントに参加することはできますか?
定義されていない新しい単語「ラバーホールド」「ノーマルホールド」が出てくるのでさらにややこしく見えます。
プラプラに関する公式見解はややこしいので、適合する2023年1月現在の発売機体で説明すると以下の通りです。
- コーラマルDXとタンサターンDXのホールドパーツは、プラプラにしてもOK
- ケルペプスDXのホールドパーツは、プラパーツを外しちゃダメ
- ケルペプスDX「デュアルコアボトル」のホールドパーツを、丸ごと別ホールドパーツに入れ替えは可能
ケルペプスDXホールドだけはイレギュラーと思っておけばOKです。プラプラホールド強い順と必要数は以下の通り。
- コーラマルエナジーDX(2体必要)
- コーラマルDX系統(2体必要)
- ケルペプスDX(分解不可・1体でOK)
- タンサターンDX(1体でOK)
追求するなら、同じPホールドでも威力が異なるはずなので、最適ホールドパーツにコーラマルエナジーDXのプラパーツを2つ付けたものが最も威力が高いということになります。
コアボトルの分解方法
先述の通り、元々分解しない前提の製品なので、自己責任で行いましょう。私はいくつかヒビが入りました。
おそらくこちらが一番安全な方法です。パーツごとお湯を沸かすと鍋の熱で溶けるので注意しましょう(経験者)。
お湯を沸かすのが面倒な管理人は、危険を承知で以下のように外しています。
トリガー固定部のリングを外す
隙間にマイナスドライバーを入れて、左右上下から均等に少しずつ外します。
マイナスドライバーはプラスチックが傷付く可能性が高いので、プラスチックナイフやスプーンの方が良いかもしれません。レゴブロックはずしが意外と使いやすいです。
画期的な外し方。力を入れ間違えるとコアボトルが逝きそうですが、うま過ぎて感動しました。自分でやる自信と度胸はありません。
コアボトル上下を固定しているツメを外す
こちらも左右少しずつ外していきます。一番白化しやすい部分です。
歴戦練磨の初期コアボトルは失敗も経験しているので真っ白です。
なるべく分解しない方がいいのは確かなので参考までに。
コアボトル・ホールドパーツの一覧とオススメカスタマイズ
コアボトルとホールドパーツの一覧
Pコア | Sコア | Cコア | Pホールド | Sホールド | Cホールド | |
---|---|---|---|---|---|---|
一対型 コアボトル | コーラマルDX ボトルフェニックスDX タンサターンDX コーラマル・エナジーDX | アクアスポーツDX ドクペピオンDX C.C.レオンDX DXカスタマイズ | ライフルガーディワンDX アースローラーDX DXカスタマイズ アロサイダーDX | コーラマルDX ボトルフェニックスDX タンサターンDX ケルペプスDX コーラマル・エナジーDX | アクアスポーツDX ドクペピオンDX C.C.レオンDX DXカスタマイズ | ライフルガーディワンDX アースローラーDX DXカスタマイズ アロサイダーDX |
強化 コアボトル | ボトルワイバーンDX アロサイダーRED | ヴァルハスDX アースローラーBLUE | アロサイダーRED アースローラーBLUE | ヴァルハスDX | ボトルワイバーンDX |
パワー・スピード・コントロールを全部のせ、という意味でオススメなのは以下のカスタマイズです。
Sコア-Pホールド(コーラマル・エナジーDXのプラプラホールド換装)
管理人の機体はコーラマルDXのプラプラですが、それでも笑えるほどに威力があります。
非常に強いですが、遊んでいると指が疲れます。
管理人のお気に入り。何が言いたいかというと強化コアボトルにしなくても遊べます。
あくまでもカスタマイズの一種として検討してみてください。管理人は機能性より見た目をとってしまいがちです。
強化コアボトル、プラプラ、コアボトルの違いについて まとめ
個人的には各タイプの得手不得手がはっきりしているところが好きだったので、コアボトルの組み替えは若干不安です。
「キャップ投げ野球」からみるボトルマン今後の展開でも書いた通り、競技化してデッキ遊びになればCホールドやSホールドも出番が増えて楽しいかもしれません。Pコアのことは忘れないであげてください。
組み替えが解禁になったのは単なるランダムコレクションとの帳尻合わせなのか、組み替え前提の別シリーズが展開されるのか。今後の動向に期待したいと思います。
CYAJYN
コメント