あまりにマイナーすぎて製品名を聞いてもわからない人が多数でしょう。
1998年に発売された液晶ゲーム「ヒップジョグジョグ(HIPJOGJOG)」のレビューです。
私も記憶にはあれど名前が出てこず、「黄色いボディの液晶音ゲー」としか覚えていませんでした。
久しぶりに手にしましたが懐かしい。
誰も検索しないであろう音ゲー、ヒップジョグジョグをレビューします。
デジモンとモンハンのコラボ商品が予約開始!!!いやあまりにも夢のコラボ。。
予約しようと思ったらもう無かった。。再予約開始したらすぐに!!
二次予約開始しました!!よっしゃ!
異例の早期終了告知ですが、過去作の中古価格を見てもらえれば納得でしょう。
» デジモン20th » ペンデュラム20th » デジモンCOLOR
HIPJOGJOG(ヒップジョグジョグ)は98年のLSI音ゲー
当時主流だった、液晶を使った電子ゲームです。LSIゲームと呼ばれることもあります。
電子ゲーム(でんしゲーム)は、コンピュータゲーム全般を指すこともあるが、そのなかでも特に、内蔵された大規模集積回路(LSI)チップによって制御されるソフトウェア内蔵型の小型携帯型ゲーム機のこと。
WIKIぺディア「電子ゲーム」
デジモンやメタルウォーカーも、LSIゲームの一種です。
音楽ゲームの歴史の通り、パラッパラッパーに始まりビートマニアがブームを作り、その最中に発売されたのがHIPJOGJOGです。
ビートマニア(略してビーマニ)はゲーセンのゲームでしたが、ビーマニポケットという名称で先駆けて電子ゲームになりました。
ビーマニはボタン連打が多いのに、初代はボタンがゴム製で非常にやりづらかったです。
97年にゲーセンでビーマニが稼働、翌年にHIPJOGJOGが発売されました。ぶっちゃけ当時はパクリだと思っていましたが、HIPJOGJOGだけは買い直してしまう魅力がありました。オリジナルは模倣から生まれるものです。
HIPJOGJOGの概要
作曲家「長沼英樹」氏がセガトイズにて初めて手掛けた作品がHIPJOGJOGです。
長沼英樹さんとは?
海外でも高評価を受けている「ジェットセットラジオ」を手掛けたゲーム音楽の作曲家です。
私は原作を知らないのですが、パチスロ「ジェットセットラジオ」は見た覚えがあります。
公式Twitterを見ると、今は主に海外で活躍しているのかもしれません。
ビートマニアも手掛けた作品の一つのようです。Wikiにもあまり情報がなく、私も詳しくないので情報が薄くてすみません。
活動がわかるものがあれば、今後追記します。
HIPJOGJOGのデザインや種類
HIPJOGJOG(イエローVer.)
ビーマニポケットは薄くて大きな筐体が特徴でした。
HIPJOGJOGは手のひらに収まるサイズで、握りやすい曲面が多いデザインです。
当時はボタン電池が主流でしたが、単四電池を2本採用する珍しいタイプです。その影響もあるのか、それなりに厚みがあります。
特徴的なのは大きなターンテーブル。電子ゲームは背面にスピーカーがくるものが多いですが、前面に配置されています。
ターンテーブルに穴を開けることでスピーカーとしてきちんと機能し、前面にあるので音も聞こえやすく、レコードっぽさも表現された秀悦なデザインです。
モノラルですが、右上にはイヤホンジャックも付いています。
HIPJOGJOG(レッドVer.)
レッド(ピンクは色褪せただけ?)バージョンもあるようです。ターンテーブル真ん中のシールが少し違います。
当時2種類展開されていたのでしょうか。詳細情報がなすぎて不明です。
ラップだ兵衛
ターンテーブル真ん中がどん兵衛になってて可愛い。右上に日清マークがあります。
こちらも裏面を見ると1998年に製造されていました。懸賞の当選商品だったようです。
強力に接着されており、取れる気配がありません。筐体がくり抜かれて、内部で固定されているのかもしれません。
邪魔そうに見えますが、プレイする上では意外と支えになって有能です。
ラップだ兵衛(クリアVer.)
懸賞の中でも当たりがあったのか、クリアバージョンもあるようです。当時は透明カラーがやたら人気でした。これがオリジナルバージョンだったら買っちゃうかも。
こちらがレア物かどうかは不明ですが、HIPJOGJOGもラップだ兵衛も中古相場はかなり安価です。
» メルカリの実物を見る
デザインも音楽も秀悦ですが、ボリュームも知名度も低いゲームなので市場価値は高くはないようです。
HIPJOGJOGが2,000円程度、ラップだ兵衛が1,000円程度が相場です(2023年3月現在)。個人的にはかなり気に入っていますが、内容的にはどちらも3千円以上出すと後悔するかもしれません(後述)。
私は新品を1000円程度で購入。新品でも電池がデロデロで端子を削って起動させました。古い商品なので購入時はご注意ください。
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HIPJOGJOGの基本的な遊び方
最初にお手本が流れ、同じように3つのボタンでリズムを刻むゲームです。要はパラッパラッパーと同じ要領です。
パラッパと違うのは、お手本を暗記して入力する点です(初期ステージは除く)。
電子ゲームなので記録容量がなかったせいなのか、採用された「記憶要素」がゲーム性に色を添えました。見事にパラッパやビーマニポケットと差別化できています。
- 全7ステージ(7曲)、ラップだ兵衛は全5ステージ(5曲)
その代わり、あまりに少ないボリュームにキョトンとした覚えがあります。当時ビートマニアポケットも一緒に持っていたので尚更感じました。高額購入するとがっかりしそうな欠点です。
内容は薄いですが、ビーマニポケットよりターンテーブルの反応が良く、遊びやすいメリットもあります。ちょろっと触る分には手軽です。
後にも先にもこの方だけなのではなかろうか。なんとYoutubeにプレイ動画がありました。しかもラップだ兵衛まで。
音楽を聴きたい方は全曲プレイリストになっていたので非常に参考になります。
HIPJOGJOGのプレイモード
HIPJOGJOGには4種類のメニューがあります。ラップだ兵衛もメニューは同様です。
- GAME
基本の音ゲーモード - FREE
クリアした面を自由に演奏できるモード - TIMER
MAX60分の電子音が鳴る単なるタイマー - SOUND
音量を4段階調整できる設定画面
タイマーは昔は便利だったかもしれませんね。今はアレクサがあるので使う場面は0です。
ラップだ兵衛は、カップうどん完成の3分タイマーにもなっただろうから、コラボとしても適性が高かったのかもしれません。当時は全く知りませんでした。
SEGA TOYSの名作ヒップジョグジョグのレビュー まとめ
個人的にはビーマニポケットよりも遊びやすく、デザインや音楽が好みでした。
2,000円くらいで巡り会えると思うので、ぜひ手に取ってみてください。
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